【2025年版】楽天モバイルMNP乗り換え完全ガイド|eSIM・物理SIM手順と注意点

はじめに
いま、スマホの乗り換え先として楽天モバイルが注目されています。

スマホ代を少しでも節約したいけど、電話番号は変えたくない。
お店に行かず、自宅で完結させたい
そんな方にぴったりなのが、MNP(番号そのまま乗り換え)による楽天モバイルへの移行です。
本記事では、楽天モバイルへの乗り換えを検討中の方に向けて、MNPの手順・eSIMと物理SIMの選び方・注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。
✔ この記事はこんな方におすすめ
- スマホ代を毎月できるだけ安くしたい
- 今の電話番号を変えずに乗り換えたい
- 楽天ポイントをもっとお得に活用したい
- eSIMやMNP手続きが不安で、やさしく解説してほしい
「どうせ乗り換えるなら、かしこく・お得に・ストレスなく!」
そんな方に向けて、失敗しないためのポイントをしっかり解説していきます。
楽天モバイルMNP乗り換えとは?
MNPとは?番号そのまま乗り換えの仕組み
スマホの乗り換えというと、「電話番号が変わっちゃうの?」と不安になる方も多いですよね。
でもご安心ください。今使っている電話番号をそのまま他の携帯会社に引き継ぐ方法があり、それをMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)と言います。
例えば、今お使いの格安SIM会社から楽天モバイルに乗り換える場合でも、このMNPを使えば、新しい番号を取得せずに済みます。
友だちや家族に番号変更を知らせる手間もなく、とても便利な仕組みです。
楽天モバイルのMNP対応状況
楽天モバイルは、もちろんMNPにしっかり対応しています。
しかも、手続きの多くはスマホやパソコンで完結できます。「家で手続きを済ませたい」という方にぴったりのサービスです。
また、楽天モバイルではeSIM(イーシム)という物理的なカードがいらないタイプのSIMにも対応しているので、iPhoneユーザーには特におすすめです(詳しくは後述します)。
MNP乗り換えのメリット・デメリット
MNPは「電話番号を変えずにお得に乗り換えできる」一方で、データ移行やサービス変更などの手間や注意点もあるため、事前準備が重要です。
eSIMと物理SIMの違い
eSIMとは?特徴と仕組み
eSIM(イーシム)
スマホの中にあらかじめ組み込まれている「埋め込み型のSIM」です。
従来のようにSIMカードを差し替える必要がなく、QRコードを読み込むだけで使えるという手軽さが特徴です。
楽天モバイルでは、申し込み時に「eSIM」を選べば、SIMカードが届くのを待たずにその日のうちに開通も可能です。
iPhoneユーザー(iPhone XS以降のモデル)との相性がとても良く、自宅で完結したい方には特におすすめです。
物理SIMとは?従来型との比較
物理SIMとは、これまで一般的だった「取り外し可能なカードタイプのSIM」のことです。
スマホの側面にあるスロットに差し込んで使います。
eSIMと違って、SIMカードが配送されるのを待つ必要がありますが、設定やトラブル対応が比較的わかりやすいというメリットもあります。
スマホの操作に不安がある場合や、eSIM非対応の機種を使っている場合は、物理SIMを選ぶと安心です。
eSIMと物理SIMのメリット・デメリット比較
項目 | eSIM | 物理SIM |
---|---|---|
開通までの速さ | 即日OK(オンラインで完結) | SIMカード到着まで数日かかる |
設定の難易度 | やや難しい (QRコード読み取りなど) | 簡単 (カードを差すだけ) |
スマホの対応状況 | 一部機種のみ対応 | ほぼすべてのスマホに対応 |
トラブル時の対応 | スマホが壊れると再発行が必要 | SIMカードの差し替えで対応可能 |
eSIMは利便性・セキュリティ・環境面で優れていますが、端末やキャリアの対応状況に注意が必要です。物理SIMは互換性と手軽さが強みですが、紛失や破損リスクがあります。利用スタイルや端末に合わせて選択しましょう
どっちを選ぶべき?利用シーン別おすすめ
以下のように、使い方やスマホの種類によっておすすめが変わってきます。
- iPhoneを使っていて、すぐに開通したい → eSIMがおすすめ
- スマホ操作が苦手 or 慣れていない → 物理SIMがおすすめ
- 家族や子どものスマホに使いたい → 物理SIMの方が安心
- とにかく急ぎで使いたい・自宅で完結したい → eSIM
楽天モバイルMNPの手順【事前準備~開通】
1.事前準備
- 必要書類の準備
- 本人確認書類
- 楽天会員ユーザーID・パスワード
- クレジットカード・銀行口座情報
- 対応製品の確認
- 持っている端末が楽天モバイルに対応しているか確認が必要です。
現在では対応機種も多く問題なく使用できるかと思います。対応製品を確認する
- 持っている端末が楽天モバイルに対応しているか確認が必要です。
- SIMタイプの確認
- 物理SIMかeSIMか希望のSIMを確認
MNP予約番号の取得
今使っている携帯会社から「MNP予約番号」を取得します。
これは、電話番号を引き継ぐために必要な“引っ越しチケット”のようなものです。
取得方法は携帯会社によって異なりますが、以下のように簡単に取得できます。
- 格安SIMの場合: マイページやアプリから申請
- ドコモ・au・ソフトバンク: 電話、WEB、店頭などで申請
申し込み
MNP予約番号を取得したら、楽天モバイル公式サイトから申し込みを行います。
店舗でも乗り換え可能ですが、おすすめなのがオンライン申込みです。
- 楽天モバイル公式サイトにアクセス
- 「プランを選択」→「他社から乗り換え(MNP)」を選ぶ
- eSIMまたは物理SIMを選択
- 端末を一緒に購入するか選択(SIMのみも可)
- 楽天IDでログイン → 情報入力 → MNP番号を入力
申し込みが完了すると、eSIMの場合はQRコード、物理SIMの場合はSIMカードが届きます。
申し込みが完了すると、eSIMの場合はQRコード、物理SIMの場合はSIMカードが届きます。
以下の楽天モバイルに申し込むから続き!
申込み方法の詳細を確認

基本的にオプションは何も選択しなくて大丈夫です


プランのお申し込みとあわせて製品をご購入される場合は「製品選択へ進む」、プランのみお申し込みされる場合は「この内容で申し込む」をタップしてください。

契約者情報(楽天会員情報)と本人確認書類の情報に相違が無いか確認しが一致している場合はチェックを入れる

本人確認方法および本人確認書類を選択し、「次へ進む」をタップ

「他社から電話番号そのままで乗り換え(MNP)」を選択し、引き継ぎたい電話番号を入力してください。

受け取り方法やお支払い方法を選択し、「申し込む」をタップしてください

画面に表示される楽天モバイル重要事項説明書や利用規約をご確認のうえ、「同意して申し込む」をタップしてください。

以上で楽天モバイルのお申し込みは完了です。最後はMNP申請して終わりです!
電話番号の引き継ぎ
my楽天モバイルにアクセス
「申し込み履歴」へアクセスし、「電話番号の引継ぎ(MNP)申請をする」をタップ
写真で確認

MNP予約番号情報の登録
表示される注意事項をご確認のうえ、MNP予約番号情報を登録してください
写真で確認

SIMの受取&転入手続き
SIMの受け取り方法は以下の通りです。届いたら、以下のように設定を進めます。
- eSIM: メールでQRコードが届く
- 物理SIM: 数日後に自宅へ配送
- スマホの設定アプリを開く
- 「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」
- QRコードを読み取る
- スマホの電源を切る
- SIMカードをスロットに挿入
- 電源を入れて、APN設定(自動または手動)
MNPワンストップ申請が完了してSIMカードなどの配送物が到着すると、「申し込み履歴」内に「MNP転入を開始する」ボタンが表示されます。注意事項をご確認のうえ「転入を開始する」をタップ。
写真で確認

利用開始
SIMの準備ができたら、楽天モバイルの開通手続きに進みます。
以下の手順で簡単にできます。
- 楽天モバイルから届いたメールの案内に従って「開通手続き」ページへ
- 「開通する」ボタンを押す
数分〜1時間程度で開通が完了し、楽天モバイルの電波をつかめるようになります。
Wi-Fiを使いながら手続きすると安心です。
楽天モバイル回線の開通手続きが完了したら利用開始できます!
写真で確認

手続きにかかる時間の目安
ステップ | 所要時間(目安) |
---|---|
MNP予約番号の取得 | 5〜10分(オンラインの場合) |
楽天モバイル申し込み | 10〜15分 |
SIM到着まで | eSIM:即時 / 物理SIM:1〜3日 |
初期設定・開通手続き | 15〜30分 |
全体として、最短で当日中に開通することも可能です。
不安がある方は、時間に余裕がある週末などにゆっくり進めるのがおすすめです。
よくあるトラブルと対処法
MNP乗り換えを自宅で行う際に、「ちゃんと使えるようになるか不安…」という方は多いですよね。
ここでは、楽天モバイルへの乗り換えで起こりやすいトラブルと、その対処法をわかりやすくご紹介します。
SIMが届かない・読み込まない
【物理SIMの場合】
SIMカードが発送されたら、楽天モバイルから「発送完了メール」が届きます。
通常1〜3日で届きますが、発送後1週間以上経っても届かない場合は、楽天モバイルカスタマーセンターへ連絡をしてみてください。
【eSIMの場合】
QRコードが記載されたメールが届かない場合は、「迷惑メールフォルダ」に入っていないか確認しましょう。
それでも見つからない場合は、楽天モバイルのマイページから再発行申請が可能です。
開通できない・回線がつながらない
開通手続きをしたのに「圏外のまま」「通信できない」場合、以下をチェックしてください。
- スマホを再起動してみる(電波を再取得するため)
- 機内モードがONになっていないか確認
- eSIMの場合、QRコードの読み込みが正しく行われたか
- 物理SIMの場合、SIMカードがしっかり差し込まれているか
それでもつながらない場合は、APN(アクセスポイント)設定が正しくない可能性があります(次で詳しく解説)。
電話番号が変わってしまった?
「開通したら電話番号が変わっていた!」というのは、MNP手続きが完了していない場合によくあるミスです。
楽天モバイルのマイページにログインし、「MNP転入完了」の表示があるか確認してください。
もし「新しい番号」が割り当てられているように見えても、MNPが完了すれば元の番号に自動的に戻るのでご安心ください。
APN設定がうまくいかない
APN(アクセスポイント名)設定は、スマホが楽天モバイルの通信を使うための“接続先の情報”です。
通常は自動で設定されますが、うまく接続できないときは以下の手順で手動設定してみましょう。
iPhoneの場合
- 設定アプリ → モバイル通信 → モバイルデータ通信ネットワーク
- 「APN」に「rakuten.jp」と入力
- 他の項目は空白でOK
- 入力後、スマホを再起動
Androidの場合
機種によって設定場所が異なるため、楽天モバイルの公式サポートページに記載のある手順を確認してください。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「APN」から設定できます。
楽天モバイルサポートへの連絡方法
トラブル時は、楽天モバイルのカスタマーサポートに連絡しましょう。
- チャットサポート: 公式サイトから24時間受付(AI+オペレーター)
- 電話サポート: 050-5434-4653(9:00〜20:00/年中無休)
- 楽天モバイルアプリ: 契約内容確認や問い合わせも可能
困った時は、焦らず公式サポートに頼るのが一番です。親切に対応してもらえるので、初心者の方でも安心です。
楽天モバイルの料金と他社比較
楽天モバイルの料金プラン(UN-LIMIT VII)とは
楽天モバイルの現在の料金プランは、「Rakuten最強プラン(UN-LIMIT VII)」というシンプルなワンプランです。
使ったデータ量に応じて料金が変わる「段階制」が特徴です。
月間データ利用量 | 月額料金(税込) |
---|---|
〜3GB | 1,078円 |
〜20GB | 2,178円 |
無制限(楽天回線エリア) | 3,278円 |
使った分だけ支払うスタイルなので、「家ではWi-Fiで使うから月1GBくらい」という方なら月1,000円程度に抑えることも可能です。
データ無制限の実力は?通信エリアと速度
楽天モバイルの通信速度は、ここ数年で大きな進化を遂げています。2025年春に公開された 通信レポートカード によると、楽天回線の人口カバー率は98.1%、さらに5G対応基地局の増設も進み、都心部を中心に安定した通信速度を実現しています。
- 都市部では100Mbps超えの通信速度
- 屋内・地下鉄など難所でも接続率が向上
- パートナー回線との自動切り替えもスムーズ
これにより、日常利用(SNS、動画、地図、メール等)で大きな支障を感じることはほとんどなくなってきています。

ドコモ・au・ソフトバンクとの料金比較
楽天モバイルと、3大キャリアの料金を比較してみましょう(2025年5月時点の情報)
キャリア | 月額料金(20GBプラン相当) | 通話 |
---|---|---|
楽天モバイル | 2,178円 | Rakuten Linkアプリで無料 |
ドコモ(ahamo) | 2,970円 | 5分かけ放題込み |
au(povo) | 基本料0円+トッピング制 (20GBで2,700円) | オプション |
ソフトバンク(LINEMO) | 2,728円(20GB) | LINE通話は無料、通常通話は従量制 |
月額料金だけで見ると、楽天モバイルは非常にコスパが高いことが分かります。
さらに、通話が無料で使える「Rakuten Linkアプリ」があるのも大きな強みです。
こんな人に楽天モバイルはおすすめ!
楽天モバイルは「月額料金の安さ」や「ポイント連携」が魅力ですが、特に以下のような方には強くおすすめできます。
まとめ|失敗しない乗り換えのコツ
ここまで、楽天モバイルへのMNP(番号そのまま乗り換え)手順から、eSIM/物理SIMの選び方、トラブル対処法までを詳しくご紹介してきました。
最後に、乗り換えで失敗しないためのポイントをおさらいしましょう。
MNP前に確認しておきたいこと
- 今のスマホが楽天モバイルに対応しているか(特にeSIMの場合)
- 楽天回線エリアに自宅・職場が含まれているか
- MNP予約番号の有効期限が残っているか
- 楽天ID(メールアドレス+パスワード)を用意しておく
トラブル回避のためのポイント
- eSIMの場合はWi-Fi環境で設定を行う
- 開通手続き前に、重要な通話やLINE連携を済ませておく
- SIMカードは向きと挿入スロットに注意して取り扱う
- 困ったらすぐ楽天モバイルのサポートに連絡(チャットor電話)
楽天モバイルを賢く使いこなすために
- Rakuten Linkアプリで通話料を節約
- 楽天市場での買い物を楽天モバイル契約と連携(SPU+4倍)
- 毎月の利用状況を確認して、必要に応じて物理SIM/eSIMの使い分け
楽天モバイルは、料金の安さだけでなく、ポイントとの連携・通話無料・手続きの簡単さなど、多くのメリットがあります。
不安な点も多いMNPですが、この記事を参考にすれば、自宅で安心して乗り換えが完了できます。
あなたのスマホ代がもっとお得になり、毎月の生活がちょっとラクになることを願っています。
楽天モバイルへのスムーズな乗り換え、応援しています!
まずは楽天モバイルの公式サイトをチェックして、料金やエリアを確認してみましょう。
「乗り換えてよかった」と思える第一歩がきっと踏み出せます。